新型コロナウイルス感染症が問題となってから半年ほど経過しました。収束がいつになるのかが未だに見えない状況と言っていいのではないでしょうか。
感染が問題となりだした当初よりは分かってきたことが増えてきたので、ここで簡単にいくつか確認していこうと思います。厚生労働省のウェブサイトを参考にします。
新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和2年7月19日版)
新型コロナウイルス感染症 診療の手引き 2020 第2.2版 PDF
これらの資料からいくつか抜粋していきます。
国内の状況について
PCR陽性者数と死亡者数から、死亡率を算出してみます。
985÷24642≒4%
この新型コロナウイルス感染症については色々と言われていますが、4%が死ぬとなるとただの風邪とはいいがたいです。
ただ、ウイルス感染した場合の死亡率には年代別で大きく違いがあります。
※全体の死亡率が4.9%で4.0%と異なるのは、7月8日のデータであるため。
重症化のリスクは以下の通りです。
これらをまとめると(シンプル化しています)
・死亡率は約4.0%
・感染した場合、若年者は低リスクで高齢者が高リスク
ということなので、高齢者をはじめとする高リスク者の感染が問題なのです。高リスク者のみの感染さえ防げればいいのですが、現状では全体的な感染者数(PCR検査陽性者数)が増えており、必然的に高リスク者の感染者数も増えていき、問題であると考えます。
このままいくと、緊急事態宣言を再び出すことになるかもしれません。
感染症専門医の忽那先生の意見↓を紹介します。
新型コロナ 重症者数は鋭敏な指標ではない理由 忽那賢志 | 感染症専門医 7/19(日)
以上、やや悲観的な個人的見解を述べましたが、楽観的な意見があるのも承知しています。
新型コロナ、日本で重症化率・死亡率が低いワケ 高橋泰教授が「感染7段階モデル」で見える化 東洋経済 2020/07/17
世界がモヤモヤする「日本の奇蹟」を裏付ける”国民集団免疫説”…京大教授ら発表 プレジデントオンライン 2020/05/27
とりあえず、自らは感染しないように気を付けていきます。
この本↓を読んでいますが、なかなか勉強になります。