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参議院法制局にインターネット投票法案の骨子を作ってもらいました

新型コロナウイルス感染症がいつ落ち着くのか分からない中、選挙は次々とやってきます。そしてこのままですと投票所での感染拡大の可能性はあります。今後はインターネットでの投票を考えてもいいのではないでしょうか?

というわけで先月、参議院法制局にインターネット投票法案について相談をしていました。

参議院法制局に骨子を作ってもらいましたので、公表します。

インターネット投票の導入のための法律案について(案)

1 背景
今般の新型コロナウイルス感染症の感染拡大のような事態において投票所に足を運ばなくても投票ができるようにし、また、平時においても選挙人の利便の向上及び投票率の上昇等を図るため、公職の選挙にインターネット投票を導入する必要がある。

2 概要
(1) インターネット投票に関する検討
政府は、インターネット投票を導入するとした場合に次に掲げる条件を満たすために講じられるべき技術上及び制度上の措置について、1年以内に検討を加え、その結果をインターネットの利用その他適切な方法により公表しなければならないこと。
①投票の秘密の確保
②一人一投票の確保
③個々の投票結果の正確かつ確実な記録
④本人確認及びこれに係る個人情報の保護
⑤投票立会人なしでの自由意思による投票のための環境確保
⑥不正アクセス行為からの防御等の安全確保
⑦事故発生時における投票記録の保護及び情報システムの保全
⑧その他選挙の公正かつ適正な執行を害しないこと

(2) (1)を受けた制度の導入
(1)の検討の結果の公表後、速やかにインターネット投票導入のための所要の措置が講ぜられるものとすること。

実はこの法案は過去に国会(参議院)で提出されたものとほぼ同じもので、冒頭の文章をこの時代に合わせて付け加えられているようです。

みんなの党が2回、維新が2回、参議院に提出した法案は以下の通りです。

○公職の選挙におけるインターネットの活用の促進を図るための公職選挙法の一部を改正する等の法律案(提出会派:みんな)
(第180回国会参法第24号、第182回国会参法第1号)

○公職の選挙に係るインターネットを利用する投票方法の導入に係る措置に関する法律案(提出会派:維新)
(第192回国会参法第69号、第193回国会参法第65号)

法案提出に至っても、現状では審議されるのも難しそうですがとりあえずこういう法案準備はしておくのには意味があろうと思います。多くの人が必要と思うのであれば自然と世論が法案成立に動かすことでしょう。焦らずにじっくりいきます。

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