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新型コロナウイルス感染症の流行に伴いNHK訪問員に不要不急の戸別訪問の自粛を要請することに関する質問主意書 ←浜田聡提出

今回は(も?)、私が参議院に提出した質問主意書を紹介します。2020年3月3日に提出したものです。

質問主意書とは何か?については以前の記事を一部引用させてもらいます。

質問主意書とは(参議院)

特徴

質問主意書の最大の特徴は、本会議や委員会において議題の範囲内で口頭で行う質疑とは異なり、国政一般について問うことができることです。また、内閣の見解を確実に引き出せること、法律案と異なり議員1人でも提出できることも特徴となっています。
(中略)また、議員一人でも提出することができるので、所属会派の議員数等による制約もありません。
さらに、答弁書は、複数の行政機関にまたがる事項であっても、必ず関係機関で調整され、閣議決定を経て、内閣総理大臣名で提出されます。このため、内閣の統一見解としての重みがあります。

議員一人で提出することができ、その返答は内閣の統一見解であるということです。政府に問うという性質上、野党議員がたくさん提出しています。

質問主意書(参議院)

質問主意書(衆議院)

で、私の提出した質問主意書はこちら↓。本来は質問書と答弁書は別なのですが、質問→答弁(赤字)の順に配列しました。

新型コロナウイルス感染症の流行に伴いNHK訪問員に不要不急の戸別訪問の自粛を要請することに関する質問主意書

 厚生労働省のウェブサイトによれば、新型コロナウイルス感染症は接触感染が確認されており、ウイルスのキャリアがドアノブに触れると、ドアノブを介して他人が感染する恐れがあるため、感染が疑われる人がいる環境ではドアノブの消毒が推奨されている。
内閣総理大臣は会見で、新型コロナウイルス感染症の流行を抑えるためには、令和二年二月二十九日を起算日として一から二週間が流行を抑え込む勝負のときであり、不要不急の外出は控えてほしいと要請した。
そんな中、日本放送協会(以下「協会」という。)から放送受信契約締結事務を委託され、各家庭に対し戸別訪問を行っている者(以下「訪問員」という。)は、前記の要請に関係なく各家庭に対し戸別訪問を行っているようであり、訪問員による訪問を自粛するという協会の声明は現時点で確認できない。また、訪問を終えた際に、〇・〇五%の次亜塩素酸ナトリウム(薄めた漂白剤)で拭いた後、水拭きするか、アルコールで拭うといった適切な消毒を行った訪問員は一人もいないとのことである。従って、訪問員が訪問した家庭に新型コロナウイルス感染症のキャリアがいて、その者がドアノブを適切に消毒していない場合は、訪問員を通じて各家庭に対しドアノブによる接触感染が発生する可能性がある。放送法六十四条一項にいう「協会の放送を受信することのできる受信設備を設置した者」が協会と放送受信契約を締結していないとしても、協会に財産的損害は発生していない(平成二十九年十二月六日最高裁判所大法廷判決参照)のであるから、訪問員の戸別訪問は不要不急と考える。多数の方が集まるような全国的なスポーツ、文化イベント等の主催者がイベントの自粛に協力いただいている中であり、協会も感染の抑え込みに協力すべきであると考える。
右を踏まえて、以下質問する。

一 政府は、協会に対し、訪問員の戸別訪問を自粛するよう要請を行ったか。行っていないのであれば、戸別訪問の自粛をするよう要請すべきではないか。

二 政府は、訪問員が不要不急の訪問をしないようにするとともに、何らかの理由でどうしても訪問せざるを得ない場合でも、訪問員が触れたドアノブの適切な消毒をするよう、政府広報に基づいて呼びかけるべきであると思うが、政府の見解如何。

一及び二について
御指摘の「訪問員の戸別訪問を自粛する」、「訪問員が不要不急の訪問をしない」及び「訪問員が触れたドアノブの適切な消毒をする」かどうかについては、受信料の契約・収納業務を委託する日本放送協会(以下「協会」という。)において判断すべきものであるが、政府としては、協会において、当該業務の委託先に対し、国民の理解が得られるよう、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防止する観点から必要な対応を行うことが望ましいと考える。

不要不急の外出の自粛が促されていると、NHK訪問員にとっては「仕事」がしやすくなります。色々と情報収集したところによると、地域によっては訪問員による訪問も自粛しているところがあるようです。

ところで、NHKから国民を守る党では、国会での採決を一般の皆様にも参加できるような仕組み(インターネット直接民主制)を準備しています↓。

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