先日の記事では、みんなの党アジェンダ2013を紹介させてもらいました。
このアジェンダにある政策を1つ1つ見ていこうと思います。見るだけになる可能性が高いかもしれません。1記事で紹介できる政策は控えめにするため、全てをカバーするためには30記事ほど必要かもしれませんが、気長にお付き合いいただければと思います。
今回はアジェンダのV-4 安全な医療・介護体制を の部分を見ていきます。
V 子育て・介護で未来に希望を!―みんなが安心できる社会づくり―
4 安全な医療・介護体制を
① 医療・介護のIT化を推進。レセプトチェックによって医療費のムダ削減を徹底。同時に、個人情報保護に万全を期しつつ、マイナンバー制度を活用し、カルテやレセプトと連動する医療情報データベースを構築。疾病と医療費の動向、受診行動等を的確に把握し、機動的な医療政策に役立てる。
② 在宅患者も含めて情報を集約し、地域医療連携ネットワークを構築する。医療・介護で情報を共有し、日常生活圏を中心とするシームレスな医療・介護サービスを提供する。
③ 療養病床、介護療養病床、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、在宅ケア、高齢者住宅の役割を再検討。介護老人保健施設を高齢者リハビリテーションセンターと前特養センターに分離して機能別老人施設とし、リハビリ強化及び特養待機者ゼロを目指す。
④ 医師不足同様に深刻な看護師不足を是正する。育児や介護等により現場を離れた看護師が安心して復帰できるような復帰支援体制を構築すると同時に看護師養成機関への支援を行う。
⑤ かかりつけ医と専門医の役割分担を明確化し、国民一人ひとりに最適化した医療の提供を行う。臨床研修制度をはじめとする医師の卒後教育制度を抜本的に改革し、医師の地域偏在・診療科の偏在を解消する。
⑥ 医療事故調査委員会を早期に設置し、医療に対する国民の信頼を回復するとともに、医療事故を未然に防ぐ体制づくりを医療機関に義務づけ。薬害防止のための第三者機関を厚生労働省から独立して設置する。
⑦ 医療保険財政の健全性を保つため、健康づくり、予防医療、重症化予防に力を入れる。
⑧ 「こころの健康基本法」を早期に制定する。精神医療における向精神薬への過度の依存を是正しアウトリーチ支援を充実。自殺予防対策で内閣府、厚生労働省、文部科学省の連携を強化。WHOの自殺報道のガイドラインを活用する。
⑨ 国民の健康を守るため、公共空間を原則禁煙にする受動喫煙防止法を制定してスモークフリー社会を実現する。
これまでのアジェンダの記事を以下に掲載していきます。