Twitterで次のようなツイートがありました。
【若手行政官への推薦図書】
人事院が有識者の推薦を取りまとめたリスト。
H23年に取りまとめられたリストだが、そもそも古典多めのリストなのでそこまで気にならない。年末年始暇な人、4月の入省まで暇な内定者はぜひ。https://t.co/3yQkv3OR5q pic.twitter.com/RiXWmETu7w
— 官僚たちの四季 (@real_bureaucrat) December 29, 2019
官僚向けの推薦図書リストのようです。
私は国会議員ということで、三権分立で言うと立法府の立場ですが、行政府の官僚の方々とは共に(?)仕事をする立場でありますので、私が読んでも良いリストかもしれません。
せっかくなので、書名だけピックアップしてみます(実際のリストには各書にコメントあり)。
哲学
新渡戸稲造「武士道」
福澤諭吉「文明論之概略」(岩波文庫)
福澤諭吉「明治十年 丁丑公論・瘠我慢の説」(講談社学術文庫)
プラトン(藤沢令夫訳)「国家(上)(下)」(岩波文庫)
John Stuart Mill(ジョン・ステュアート・ミル),“On Liberty”(「自由論」)
吉本隆明・梅原猛・中沢新一鼎談「日本人は思想したか」歴史・伝記
網野善彦「日本社会の歴史」岩波新書(上中下)
内村鑑三「代表的日本人」
大谷藤郎「ひかりの足跡―ハンセン病・精神障害とわが師わが友」
オルテガ・イ・ガセット「大衆の反逆」
北岡伸一「政党から軍部へ<日本の近代 第五巻>」(中央公論新社)
ポール・ケネディ「大国の興亡」
高坂正堯「文明が衰亡するとき」
塩野七生「ローマ人の物語」
W・S・チャーチル「第二次世界大戦」1~4(河出文庫)
デイヴィッド・ハルバースタム「ベスト・アンド・ブライテスト」
半藤一利「昭和史(1926―1945)」「昭和史〈戦後篇〉(1945―1989)」
ベンジャミン・フランクリン(松本慎一・西川正身訳)「フランクリン自伝」(岩波文庫)
山田済斎(編)「西郷南洲遺訓」
山本七平「帝王学―「貞観政要」の読み方」(日本経済新聞社、1983)
渡辺京二「逝きし世の面影」
「日暮硯」(笠谷和比古注釈、岩波文庫)政治・行政
マックス・ウェーバー「官僚制」
マックス・ウェーバー(脇 圭平訳)「職業としての政治」(岩波文庫)
マックス・ウェーバー「政治論集」上下(みすず書房)
Karel van Wolfren,“The Enigma of Japanese Power”(Vintage Books, New York, 1990)
※ カレル・ヴァン・ウォルフレン「日本 権力構造の謎」
マイケル・サンデル(鬼澤 忍 訳)「これからの「正義」の話をしよう」(早川書房刊)
塩野七生「マキアヴェッリ語録」(新潮文庫、1992)
戸部良一ほか「失敗の本質」ダイヤモンド社(中公文庫にも収録)
ジョセフ・ナイ「リーダー・パワー」
ジョージ・パッカード「ライシャワーの昭和史」
クリストファー・フッド「行政活動の理論」
マキャベリ「君主論」
安岡正篤「政治家と実践哲学」
ジョン・ロールズ(John Rawls, 川本隆史=福間聡=神島裕子訳)「正義論」(“A Theory of Justice”, 紀伊國屋書店)経済
Kenneth J. Arrow ( ケ ネ ス ・ J ・ ア ロ ー ) “ Social Choice and Individual Values”(「社会的選択と個人的評価」)
マックス・ウェーバー「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」
ジョン・メイナード・ケインズ「平和の経済的帰結」
ハーバート・A・サイモン「経営行動」
P・F・ドラッカー(上田訳)「ネクスト・ソサエティー歴史が見たことのない未来がはじまる」ダイヤモンド社(2002年2月)
原丈人「21世紀の国富論」
ケビン&ジャッキー・フライバーグ「破天荒!―サウスウエスト航空 驚愕の経営」
マイケル・E・ポーター(土岐ほか訳)「国の競争優位」(上下)ダイヤモンド社社会・教育
阿部志郎+河幹夫著「人と社会―福祉の心と哲学の丘―」中央法規
李御寧(イー・オリョン)「「縮み」志向の日本人」1982年 学生社
梅棹忠夫「情報の文明学」1988年 中央公論社
梅田望夫、飯吉透「ウェブで学ぶ:オープンエデュケーションと知の革命」(ちくま新書)
大河内一男=松尾洋「日本労働組合物語」全5冊(明治、大正、昭和、戦後篇[上]、戦後篇[下])(筑摩書房)
Gunther S. Stent(訳・渡辺格他),“The Coming of the Golden Age”(訳・「進歩の終焉―来るべき黄金時代」)1969
福澤諭吉「学問のすすめ」(岩波文庫)
トーマス・フリードマン(伏見訳)「フラット化する世界」(上下)日本経済新聞社
ロバート・K・マートン「社会理論と社会構造」
Dennis Meadows(訳・大来佐武郎)“The Limits to Growth”(訳・「成長の限界―ローマ・クラブ「人類の危機」レポート」)1972
山崎正和「近代の擁護」
山本七平「「空気」の研究」自然科学
今西錦司「生物の世界」講談社文庫
Rachel Carson(訳・青木築一),“Silent Spring”(訳・「沈黙の春」)1962
チャールズ・ダーウィン「種の起源」岩波文庫、光文社古典新訳文庫ほか
森銑三「おらんだ正月―江戸時代の科学者達―」冨山房(冨山房百科文庫)
養老孟司「唯脳論」1989 年 青土社文学・言語
サムエル・ウルマン(作山宗久訳)「青春とは、心の若さである。」
サン=テグジュペリ(内藤濯訳)「星の王子さま」
W・シェクスピア「ジュリアス・シーザー」
ジャン・ジオノ著・原みち子訳「木を植えた人」こぐま社
司馬遼太郎「項羽と劉邦」
司馬遼太郎「坂の上の雲」
城山三郎「官僚たちの夏」
ロジェ・マルタン・デュ・ガール「チボー家の人々」白水社(白水Uブックス)
夏目漱石「文明論集」(岩波文庫)
BBC 岩崎春雄訳「英語物語」文芸春秋社
ヴィクトール・E・フランクル著・池田佳代子訳「夜と霧 新版」みすず書房
ラ・ブルュイエール「カラクテール―当世風俗誌」(関根秀雄訳 岩波文庫)
山本周五郎「ながい坂」
たくさんありますね。コピペするだけでも大変でした…。時間を見つけて少しずつ読み進めてみたいところですが、果たしてできるでしょうか。