昨日の記事では、NHKから国民を守る党のキャッチフレーズ ” NHKをぶっ壊す ” の意味は、 ” NHKがスクランブル放送を導入すること ” つまり、
” NHKをぶっ壊す ” = ” NHKがスクランブル放送を導入すること ”
であることを書きました。
今回は、NHKがスクランブル放送を導入することの意義を書くことにします。
もしNHKのスクランブル放送が実現した場合の一番の大きな変化は
NHKの集金人が各戸を戸別訪問して受信料を徴収する必要がなくなる
ことだと思います。受信料を支払わない世帯に集金人が戸別訪問して徴収する代わりにNHKの電波を止めることで対処できるからです。
以下、4つのパターンに分類します。
・受信料を払ってNHKの放送をみている人
・受信料を払わずにNHKの放送をみている人
・受信料を払ってNHKの放送をみていない人
・受信料を払わずにNHKの放送をみていない人
これらの人にとって、スクランブル放送が実現した場合にどうなるかを考えてみます。
・受信料を払ってNHKの放送をみている人にとっては、受信料を払わずにNHKの放送をみる人がいなくなるわけですから不公平感がなくなるでしょう。
・受信料を払わずにNHKの放送をみている人にとっては、今後は受信料を払わないとNHKの放送をみることができません。
・受信料を払ってNHKの放送をみていない人にとっては、今後は受信料を支払わなくて済みます。毎月の受信料は蓄積すると相当な額になりますので、このお金をどうぞご自由に使ってくださいと言いたいです。
・受信料を払わずにNHKの放送をみていない人にとっては、今後は集金人の相手をする必要はありません。
↑のうち、受信料を払わずにNHKの放送をみている人だけが損をすると思うのですが、もともと倫理的に問題のある行為をしているわけですので、損をしてしかるべきでしょう。
受信料が必要なNHKの放送ですが、NHKをみない権利・受信料を支払わない権利はあって当然だと考えます。
現時点ではもちろんNHKのスクランブル放送は実現していないため、各世帯の希望の有無は関係なしに電波が送られてきます。ある意味、電波の押し売りと言っていいような状態であり、これに対する不満の声はそれなりにあると考えて良いでしょう。
NHKと霞が関の官僚はよく似ていて、その根底にあるのは、下にふんぞり返るパターナリズムと上(ガミガミ言ってくる高齢視聴者含む)にへつらう忖度根性だ。見るべき番組を選択するのは我々視聴者の権利なのでは?見たい人には見せ、見たくない人は見ないことを選択させる。これが公器としてのNHKの責務
— 岩田健太郎 (@georgebest1969) 2019年3月21日
さて、仮にNHKのスクランブル放送が実現すると、色々な変化があるでしょう。特に受信料がどの程度集まるかはNHKにとって大きな問題であることは想像に難くはありません。
NHKのサイトにこんな質問↓がありました。
とのことです。本当に必要とされるのであれば、スクランブル放送が実現しても存続は可能だと思います。スクランブル放送を実現することで存続できないようであれば、その程度の放送局であるということです。