選挙において、各候補者が有権者に自らをアピールする手段はいくつかあるわけですが、その中の重要なものとして選挙公報があります。
実物はこんな↓感じです。先日の台東区議会議員選挙の選挙公報の一部です。
選挙公報の解説を引用します。
選挙公報は、候補者の氏名、所属政党、経歴、政見などを掲載したもので、選挙管理委員会が発行・配布する。衆議院議員、参議院議員、都道府県知事の選挙では必ず選挙公報が発行されるが、他の選挙では任意である。有権者にとって選挙公報は重要な情報源で、明るい選挙推進協会の調査によると、2005年衆院選で、有権者の31.3%が選挙公報を実際に見、12.4%が誰に投票するかを決めるのに役に立ったと答えており、接触率・有用性のいずれも比較的高い媒体である。
(蒲島郁夫 東京大学教授 / 2007年)
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」
多くの有権者が目にし、投票先の決め手となり得るようです。お金や労力があまりかからないので、大きな組織を組めない候補者にとってはありがたい存在です。
この選挙公報ですが、これまでの岡山県議会議員選挙ではありませんでした。しかし、今回つまり2019年3月29日告示の選挙からはようやく選挙公報が導入されることになりました。
県議会だより | 岡山県広報紙 晴れの国おかやま 2015年12月号
県議会議員選挙での選挙公報発行が決定
議員提案された「岡山県議会の議員の選挙における選挙公報の発行に関する条例」が、9月定例会で可決されました。
選挙公報(候補者の氏名、経歴、政見、写真などを掲載)は、次回の選挙(平成31年予定)から、県選挙管理委員会が発行し、市町村選挙管理委員会を通じて有権者世帯に配布されます。
大きな組織を組めない私にとってもこの変更は非常にありがたいところです。