昨日は、株式市場でサンバイオ(4592)という銘柄が暴落したお話を書きました。
この会社が開発しているSB623というお薬が慢性期脳梗塞に効果があるかどうか、アメリカで臨床試験をしており、その結果、効果は明らかではない、という結果が発表されたことによる暴落でした。
今回はその続きです。
暴落直前の1月29日前は1万円台だった株価は2600円あたりまで落ちています。本日は2800円台と少し回復したようです。
ここで、サンバイオのウェブサイトから色々と情報を見てみます。
サンバイオが開発している薬の開発状況一覧です↓。
今回話題となった薬のSB623ですが、今回結果が芳しくなかった対象疾患が慢性期脳梗塞でした。ただ、対象疾患が他にいくつかあります。外傷性脳損傷を対象とした臨床試験は進んでいます。この結果により、再びこの企業の株価が大変動すると思います。
(慢性期)脳梗塞:血管が詰まるなどで血流が途絶え、脳の神経細胞が死ぬ
(慢性期)外傷性脳損傷:外傷(交通事故など)により脳の神経細胞が死ぬ
あくまで個人的な直感ですが、脳梗塞で効果がないのであれば、外傷性脳損傷でも効果はなさそうな気はします…。あくまで個人的な直感にすぎませんが…。
暴落の後なので、この銘柄についてはチャンスと捉える見方はあります。ただ、私は直感によりこのサンバイオへの参戦は控えることにします。
一医療者としては、この直感が外れることを期待してはいます。とにかく、サンバイオには色々な意味で今後も注目しておくことにします。