福岡市にロープウェーを作る計画があることを知りました。JR博多駅から博多港の約3kmを結ぶものらしいです。
福岡市ロープウエー構想 博多港再開発で現実味 ＪＲ九州も前向き（産経新聞2018.6.7 07:43）
市は博多港周辺を、天神、博多両エリアと並ぶ拠点と位置づける。港周辺の再開発では、国際会議などの会場となる大規模展示場やホテル、商業施設を設ける案が出ている。
課題はアクセスだ。港周辺には電車や地下鉄が通らない。市によると、訪れる人の５５％が自動車を使っている。
再開発の計画が進んだ場合、市の試算によると、人の動きや交通量は、それぞれ現状の２・９倍に達する。入港する外国船舶の乗降客数は、今も年間２００万人に上り、今後も伸びが予想される。市の担当者は「道路など地上レベルの対応には限界が出る」と説明した。
そう言えば、博多港近くにある福岡国際会議場へは本業のイベントで何度か行ったことがありますし、今後も行くことがあるので、この計画には興味津々です。
色々と課題はありそうですが、多くの人にとって役立ち、採算が見込めるなら進めてみるのがいいのではないでしょうか。朝日新聞の記事には有識者研究会で比較されたロープウェーを含めた交通システム事例があるので紹介しておきます。
福岡・博多のロープウェー、実現なるか 市長「私の夢」（朝日新聞 2018年5月12日10時44分）
上で紹介されている4つの交通システムの中ではキロあたりの事業費が一番安いです。
地上でも地下でもないロープウェーという発想は面白いと思います。特に都市部でのロープウェーは珍しいと思います。先日、福岡市長選があり、この計画に積極的な高島宗一郎現職市長が続投することになったので、計画が進むのではないでしょうか。注目です。