倉敷市真備町地区が大雨、堤防決壊により広範囲で浸水して1週間となります。
この浸水前日の7月6日(金)の朝より、とある死刑囚の死刑執行がありました。
麻原彰晃死刑囚の死刑執行 ほかの6人も執行見込み オウム事件で初(産経新聞 2018.7.6 08:51更新)
松本・地下鉄両サリン事件などで計29人の犠牲者を出した一連のオウム真理教事件をめぐり、死刑が確定していた教祖の麻原彰晃(しょうこう)死刑囚(63)=本名・松本智津夫(ちづお)=らの死刑が6日に執行されたことが、関係者への取材で分かった。教団が起こした事件の死刑囚は計13人おり、執行は初めて。同日中にほかの6人も執行される。上川陽子法相が命令した。平成7年5月の逮捕から23年。犯罪史上類を見ない一連の事件は大きな節目を迎えた。
平成18年9月15日に死刑判決が確定し、10年以上の時を経て執行です。
さて、オウム真理教についてはこのブログでも何度かとりあげてきました。
ここで再度、公安調査庁の資料のオウム関連の部分を見ておきます。
内外情勢の回顧と展望(平成30年1月)の公表について(公安調査庁)
資料から項目とグラフだけ抜粋しておきます。
1-1 危険な体質を維持しつつ、組織拡大に努めるオウム真理教
・信徒総数は横ばいなるも、資産は10億円超を報告
・観察処分を適正かつ厳格に実施
・公安調査庁が公安審査委員会に更新請求書(6回目)を提出1-2 “麻原絶対”を徹底し、組織拡大を図る主流派
・麻原に対する絶対的帰依を扶植する指導を徹底
・麻原子息の復帰問題に端を発する内部対立が沈静化の様相1-3 引き続き観察処分逃れに取り組む上祐派
・観察処分逃れを企図する取組を継続
・依然として麻原の影響下にある実態に変化なし
この状況でも教団の保有資産が増えていることについては驚きとともに恐ろしさを感じます。教祖の死刑執行後もまだまだ警戒すべき集団でしょう。
全国に散在している教団施設の場所については上の図でチェックしておくといいかもしれません。