昨日の記事では、遠くの島国ジャマイカで子ども達に体操を教える活動を続けておられる日本人の方(西田慎さん)を紹介しました。
本日はその続きです。
この西田さん、ジャマイカで新たに体育館を建設する予定だそうです。が、建設会社の変更などで建設費用が450万円足りなくなりました。そこで、最近よく耳にするクラウドファンディングで資金を募ることになりました。
こちら↓のページです。最近はクラウドファンディング用のサイトも整備されているようですね。
ジャマイカ貧困地区の少年が体操で世界へ!夢をつなぐ新体育館を(Ready for)
3月下旬から始めて、5月18日まで募集だそうです。
・第一目標:150万円
・第二目標:300万円
・第三目標:450万円
と設定されており、現在第二目標を達成し、最終の第三目標を目指しているところです。
募集額は
・5,000円
・10,000円
・30,000円
・50,000円
・100,000円
・300,000円
と分かれております。それぞれの額で返礼品あり・なしを選択できます。
私が心を引かれたのは、50,000円以上の支援だと体育館の内壁に名前を掲載する、という点でした。自分がジャマイカに行ってその体育館を見る機会があるかどうかは分かりませんが、名前を残せるというのは大きな魅力を感じます。
というわけで50,000円の支援をしました。
5月18日までに何とか最終目標の450万円になるといいですね。皆様ももしよろしければご支援いかがでしょうか。
それにしても、このクラウドファンディングの企画、なかなか良く考えられたと思います。
・目標額の設定:無理のない金額、三段階に分ける、など。
・募集額を多数用意:高額ほど返礼品が豪華、名前の掲載、など。
色々工夫されているのではないでしょうか。勉強になりました。
私は現時点ではクラウドファンディングを使って資金集めをする企画は思いつきませんが、こういう方法があるのだということを頭の片隅に入れておこうと思います。
最後に、今回のクラウドファンディングのページ内容の一部(西田さんのメッセージ)を掲載しておきます。
青年海外協力隊として、子どもたちに体操を教えるために初めてジャマイカの地を踏み、早くも13年が経ちました。人生の約40%をジャマイカで過ごしています。
ジャマイカの首都キングストンは、世界で16番目に殺人事件率が高い都市といわれ、私自身も、強盗、発砲、空き巣などの被害に何度もあってきました。親の賃金が安く、満足な生活ができない貧困地区に住む子供たちは、良い教育も受けられず、将来犯罪に走るケースも多いと聞きます。
それでも私がここに残り続けるのは、このような現状を諦めたくなかったから。こんなジャマイカを少しでも変えるために私ができることは、子どもたちへの教育。少年たちを体操で何とか!という気持ちで走り続け、今では、ジャマイカ国内で小規模体操教室を4つ行っています。
これまで、海を渡ってたくさんの方たちの応援をいただいて、海外の大会へ出場。そして今、オリンピックという夢を子どもたちと一緒にみつめ、日々練習しています。
しかし、現在の体育館は選手にとって満足なものではありません。そこで、自前の体育館を建てる事により練習環境の改善、また毎月の賃料をなくし、将来的に海外遠征などに参加する費用をジムが負担できる体制にしたいと思っています。
また、体育館を建設予定の学校には貧困地区に住む子どもたちがたくさん通っています。選手の育成と併せて、孤児院やゲットーという貧困地区に住む子どもたちに無料で教える活動が今よりもっとできるようになるのです。
自費と借り入れ資金で、すでに建築資材や体操器具は購入済みでした。しかし、諸事情による建設会社の変更により、事前にもらっていた見積書と実際の建築費用に差が出てしまい、予算が450万円ほど足りなくなってしまいました。
ジャマイカの子どもたちが自分の可能性を伸ばしていける新体育館!みなさまと一緒に実現させたいのです!