京都へ帰省中だった昨日ですが、久しぶりにこのお寺へ行ってきました。
円通寺といいます。京都駅から北へ10㎞ほどのところにあります。上の地図では、この寺の東に比叡山があることに注目です。
円通寺といいますと、日本全国に同じ名前の寺が複数あります。倉敷市にもありますね。
昨日はもちろん京都の円通寺に行ってきました。地図ではわかりませんが、坂道を上った高台に位置しています。駐車場に車を停めて門↓をくぐると、受付です。
受付で拝観料500円を支払い、庭の見える部屋に移動です。
写真ではうまく伝わらないかもしれませんが、見事な風景です。手前は手入れされた庭で、奥に見える山は比叡山です。この寺の東にある比叡山が見えているということです。
上のリンク先より円通寺の紹介文を見てみると、
円通寺の庭は、なんと言っても比叡山の借景が見事です。借景とは｢景色を借りる」というように庭園の背景に在る景色自体を庭園の一部として利用するもので、この比叡山の借景を得るために後水尾天皇は各所をまわってようやくこの地を探し当てたということです。修学院離宮といい、ここ円通寺といい、後水尾天皇のセンスの良さには、脱帽です。
というわけで、当時の天皇が、比叡山が背景になる綺麗な庭をつくったということです。
京都市の北部に高層ビルを建てると、その場所によってはこの借景が台無しになってしまいます。それを防ぐために色々と取り組みをしているという報告↓がありました。
都市開発には当然メリットがあるので、必要に応じて推進してもらいたいところですが、このように大事なものは守ってもらいたいと考えています。
この京都の円通寺、あまり京都市内ではメジャーな観光地ではないです。その分比較的のんびり借景を楽しむことができます。個人的に京都市内でイチオシの観光地であります。
昨日はこれを見てから岡山に帰ってきました。本日は朝から翌朝まで外勤先で仕事であり、外勤先で年を越すことになります。
今年は皆様、どうもありがとうございました。来年もよろしくお願いします。よいお年を。