明日はいよいよ宅建試験です。とりあえず、去年試験会場でもらった直前チェックシートを再度確認しています。
この試験では毎年1問、統計の問題が出題されます。というわけで関連する内容を、ソースつきで確認していきます。
平成28年1月以降の1年間の地価について
○ 全国平均では、全用途平均は2年連続の上昇となった。用途別では、住宅地は昨年の下落から横ばいに転じた。商業地は2年連続の上昇となり、上昇基調を強めている。工業地は昨年の横ばいから上昇に転じた。
○ 三大都市圏をみると、住宅地は大阪圏が昨年の上昇から横ばいとなった以外、ほぼ前年並みの小幅な上昇を示している。商業地は名古屋圏を除き上昇基調を強めている。工業地は総じて上昇基調を継続している。
○ 地方圏をみると、地方四市では全ての用途で三大都市圏を上回る上昇を示している。地方圏のその他の地域においては全ての用途で下落幅が縮小している。
概ね地価は上昇傾向のようです。ちなみに上の説明にある地方四市とは、札幌市、仙台市、広島市、福岡市とのことです。
◇住宅着工統計
平成28年の新設住宅着工は,持家,貸家及び分譲住宅が増加したため,全体で増加となった。◇建築物着工統計
(民間非居住建築物)前年と比較すると,事務所,店舗及び工場が減少したが,倉庫が増加したため,全体で増加となった。
新築の住宅は増加しているようです。大家さんにとってはライバルが増えているということでしょうか。
統計からみた我が国の住宅 (「平成25年住宅・土地統計調査(確報集計)」の結果から)(総務省統計局)
1 空き家等の住宅に関する主な指標の集計結果について
平成25年10月1日現在の総住宅数は6063万戸,うち空き家は820万戸で,空き家率は13.5%で過去最高2 東日本大震災が住宅及び世帯に及ぼした影響等について
東日本大震災により転居した世帯は全国で33万世帯,東日本大震災による被災箇所の改修工事をした持ち家数は57万戸3 省エネルギー設備等の住宅への普及について
太陽光を利用した発電機器がある住宅数は157万戸,普及率は平成20年調査と比べて3倍
住宅・土地統計調査は5年に1度の調査のようです。空き家率は大家として気になるところであります。
あとはマンション指数の上昇傾向は以前とりあげました。
参考記事:不動産価格指数(2017/9/18)
これを書いていて、最近の傾向を再確認するいい機会になりました。景気回復や地価上昇は結構なことなのですが、人口減少の中で住宅着工が増え続けていることについては大家として危機感を持っておきたいものです。
受験する人、頑張りましょう!!!